クリスマスのスペルって意外と難しい?

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クリスマスのスペルは難しい?

今日は息抜きに「クリスマス」のスペルについて
ちょっと書いてみたいと思います。

塾で中高生に英語を教えているんですが
「クリスマス」を英語で書くのって生徒たちには
けっこう難しいみたいなんですね。

確かにChristmas をそのままローマ字読みすれば
「チリストマス」になってしまいます。

先頭の「Ch」は生徒たちには
children(子供)の“チ”というイメージが強く
“ク”という発音とは結びつかないようです。

確かにローマ字ではchiを“チ”と読みます。
chance (チャンス)とかchange(チェンジ)とか
chは“チ”というイメージなんでしょうね。

なので生徒にこの単語を書かせる時には
「チリストマスって覚えようね」と言ってます。

じゃなぜ「クリスマス」と読むかってことですが
そういう時には school を例に出します。

「”スクール”だから ch は“ク”と読むよね?」
みたいな感じで説明すると納得してもらえます。

ch は“チ”と発音するのが一般的ですが
school のように “ク”と発音する場合もあります。

例えば「計画」や「構想」を表す
shemeという単語。

“スキーム”と発音しますので
ch の部分は “ク”という発音になります。

Christmas という単語には
もう一つ大切なポイントがあります。

それはChristmasの t は
発音しないということです。

これも生徒たちにとっては
なかなか理解しにくいみたいです。

書いてあるのに発音しない…
普通に考えたら変ですよね?

日本語だったら書いてある文字は
すべて発音しますよね?

「クリスマス」って書いてあったら
普通は“くりすます”って読みます。

途中を飛ばして“くすます”とか
“くります”とか絶対読まないですよね~(笑)。

でも英語ではそういうのが
頻繁に出てきます。

例えば tough という単語。
発音は “タフ” となります。

gは書いてあっても発音しません。
もしgを読んでしまったら
“タグフ”という発音になってしまいます。

このように英単語では
ghの部分を発音しない場合が多いです。
例えば次のような単語。

・enough(イナフ),
・thought(ソート=thinkの過去形)
・caught(コート=catchの過去形)
・high(ハイ=高い)
・right(ライト=右,正しい)

highに至っては最後のhも発音されず
単に“ハイ”となります。right もそうですね。

なのでhigh を生徒に覚えさせる時には“ハイグハ”
right は“リグハト”と教えています(笑)。

このように書いてあるけど発音しない文字を
文法用語で「黙字(もくじ)」と言います。

こういうのがあるから
英語って日本人には難しいんですよね~。


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「メリークリスマス」って英語で書けますか?

さてクリスマスの定番の挨拶である
「メリークリスマス」はどうでしょうか。

「クリスマス」が書けるようになっても
意外と「メリー」で間違う生徒も意外と多いです。

正しいスペルは Merry なんですが
これを Mery とか Mary とか Marry とか
いろ~んな間違いがあります。

Mary は「メアリー」という女の子の名前ですし
marry は「結婚する」という意味の動詞です。

男性が使うプロポーズの言葉が
「Will you marry me?(僕と結婚してくれる?」」

正解のMerry という語は形容詞で
もとの意味は“陽気な”とか“お祭り気分の”。
そこから“おめでとう”となります。

ちなみに Merry Christmas の正確な訳は
「聖降誕祭おめでとう!」です。

「降誕」は“こうたん”と読みます。
イエス・キリストの誕生を表す言葉です。

正確な日本語に訳してしまうと
なんか固い感じになっちゃいますね~(笑)


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X’mas は和製英語なの?

さて英語の Christmas の語源ですが
Christ(キリスト) の mass(ミサ) に由来します。

この2つをつなげれば
そのまま Christmasになりますよね。

ミサというのはカトリックの礼拝で
パンとぶどう酒を用いる感謝の典礼です。

またこれとは別に
X’mas という表記も多く見られます。

普通に読んだら“エックスマス”ですよね?
なぜこれがクリスマスなのって疑問に思いませんか?

実はこの X は ギリシャ語から来ています。

ラテン語ではクリスマスを
「Χριστού γεννα(クリストゥ・ゲナ)」と綴ります。

Χριστού(クリストゥ)はキリスト,
γεννα(ゲナ)は誕生という意味です。

先頭の X は ギリシャ語では
“カイ”というアルファベット。
英語の X とは全くの別物なんですね。

でも形は英語のXと全く同じなので
それが 英語のクリスマスにも転用されて
X’mas になったそうです。

よく耳にするのは X’mas というのは
和製英語でネイティブは使わないという話。

これについては諸説ありますが
確かに英語圏では Xmas や X-mas が一般的です。

じゃ X’mas は完全な和製英語なのかというと
実はそうとも言い切れません。

実際, アメリカやイギリスの人でも
X’mas を使う人はけっこういるそうです。

その理由ですが前述したギリシャ語の
「Χριστού γεννα(クリストゥ・ゲナ)」という語は
非常に長いですよね~。

なので最初の部分を短縮形にして
短く表記する方法が取られました。

単語を短縮する時には必ずアポストロフィを用います。
I am は I’m, is not は isn’t などがその例です。

なので X の後ろに アポストロフィをつけて
短く表記する X’mas は間違いではないのです。

特にアジア圏では この X’mas が
多く使われる傾向があるようです。


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まとめ

というわけで今日はトリビア的な意味も含めて
クリスマスのスペルについて考えてみました。

今回,この記事を書くにあたって
いろ~んなサイトを見て調べましたが
なかなか楽しかったです。

Christmasというたった一つの単語でも
その背景にはいろんなものがあるんですね~。

特にX’masの語源がギリシャ語だったというのは
私にとっては新鮮な発見でした。

あなたにとって今年のクリスマスが
最高にハッピーなひとときになりますようにっ!

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